そこに階段があったから
前回私が(運動としては)階段の登り降りだけで(10年かけてですが)13 kgダイエットできたことを記しました。
運動の場として階段を選んだのは、身近に良い階段があったから・・ というとても単純な理由です。
しかしながら、いざ階段の登り降りを始めてみると、この運動がとても自分にとって良いものであると少しずつ気が付き始めました。
以下に1つずつ補足をしていきます。
階段の登り降りが私にとって良かったこと
階段全体の高さがちょうど良い
私が運動で用いている階段は地上6階程度(120段程度)です。片道90〜120秒程度で行き来しており、10〜13往復程度をして、所要時間は30〜40分程度です。
この程度であれば、貴重な24時間から時間を割き過ぎることなく続けて来られました。
段差の高さがちょうど良い
階段の1段1段が高過ぎず、低すぎずちょうど良いです。高過ぎると負荷が高まりますし、低過ぎると段数が増えてしまい登っている(降りている)感じが弱まってしまいます。
そのおかげか、これまで膝をはじめとする関節を痛めた実感はありませんでした。
(2024年11月1日追記:右膝の違和感を感じることがありましたが、歩き方の意識・工夫で収まりました)
内階段である
これは私にとっては非常にメリットが大きいと感じています。天気に関係なく運動したい時にできますし、強い日差しの中運動する必要もありません(当然大汗はかきますが)。
身近にあるので運動を直ぐに始められる
これもうれしいメリットです。時間が取れて運動したいと思った時に、どこかに通わなくて良い、着替えさえすればすぐに始められるのは時間のロスが少なく効率的です。
運動のための費用がかからない
これも気軽に始められるメリットと思います。これまでの私は何かを始めるとき形から入るタイプで、
装備への初期投資をかけた割に続かない・・ という残念な結果を多々残してきました。
階段の登り降りであれば、手持ちの運動着と運動靴さえあれば始められるので初期費用はほとんどかかりませんし、どこかに入会金・月謝を払わなくて済みます。
運動の負荷を調整しやすい
私は40代であり、アスリートを目指したいわけでも何かの大会に出たいわけでもありません。ただ健康維持をしたいだけです。ですので身体への過剰な負荷は健康にとって逆効果です。
階段の登り降りであれば、『心拍数が上がり過ぎたな』と思えばスピードを落とす、登りのフォームを変えるなどの調整ができます。
運動の量や時間を調整しやすい
階段の登り降りのメリットは、『運動に際してどこか遠くに行くわけではない』ということです。ウォーキングやジョギングはたいてい km 単位の移動を伴うことが多いのではないでしょうか? そうすると運動を途中で中断したくなった時、タイミングが悪いとスタート地点まで戻るのに時間がかかってしまうことがありそうです。
階段の登り降りであれば、私の場合どんなに長くとも120秒あればスタート地点に戻って来られます。これなら急用ができても、お腹が痛くなってトイレに行きたくなっても問題ありません(大汗の処理は必要ですが・・)。この安心感は絶大です。
運動の効率が良い
階段の登り降りをすると『この筋肉に効く』とか、『代謝が上がる』とか、『脂肪が燃焼するとか』様々な健康効果があるのだと思います。そのあたりの理論的なお話は他の場で詳細に発信されていると思いますので、ここでは実際にダイエットができた私の所感に留めておきたいと思います。
実際に階段の登り降りは運動の時間に対して効果が高いと感じています。1回あたり30〜40分、週2〜3回で体重減少、脚の筋力強化ができるのであれば非常に “割りの良い” 運動と言えると思います。
他人が気にならない
私はこれまで10年近く階段の登り降りによる運動を続けてきました。がしかし、階段上で他の方と普通にすれ違うことはあっても、同じ運動をする方と出くわしたことは1度もありません。
ですので、自分がしたい時に、自分のペースで、自分にちょうど良い時間・量の運動をすることができます。このことが私にとって非常に心地良く、これまで続けて来られた大きな要因だと考えています。
健康維持のための運動で大事なこと
ここまで、『なぜ階段を運動の場に選んだのか』、『実際に階段の登り降りをし続けてみて感じたこと』を記してきました。しかしながら、私はこの運動をみなさんにお勧めしたいとは思えませんし、みなさんに必ずしも “ハマる” とは思えません。これは前述した『同じ運動をする方と出くわしたことは1度もない』ことが如実に表していると思います。また、各々方の脚の具合によっては、階段で運動をしたくてもできない方もいらっしゃると思います。
健康維持のための運動で大事なことは、『自分にとって心地良く少しだけキツい運動』を、『いかに継続するか、日常茶飯事にするか』だと思います。私が続けている階段の上り下りという運動が、今後長期的に私の身体にどのような結果を残すかは分かりませんが、出来うる限り続けてみたいと思います。
おことわり
本記事は筆者個人の健康診断結果と経験に基づくものです。記載内容は一般的な医療アドバイスではなく、読者の皆様の健康状態については必ず医療専門家にご相談ください。また、本記事の情報は執筆時点のものであり、最新の医学的知見とは異なる可能性があります。