なぜ階段の登り降りを続けられたのか?:脳の仕組みから考える継続のプロセスとポイント

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継続のポイント:事始め → 習慣化 → 日常茶飯事化

これまでの記事で、階段の登り降りを続けてきて感じたこと:身体面・精神面について記してきました。

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私事ながら、ここまで続けてこれたこと、これからも続けたいことに対して驚きを感じています。ここでふと考えました。

  • なぜ続けて来られたのだろうか?

今回は、階段の登り降りで体重が13 kg減(相当の長期間かかりましたが・・)を達成できた私の体験から考えられる継続のポイントを『事始め → 習慣化 → 日常茶飯事化』のプロセスからご紹介します。

みなさまも今日から、前向きな何かの事始めをしてみませんか?


事始め → 習慣化 → 日常茶飯事化:達成のカギは人間の脳の仕組みにある

事始め:小さな一歩から

文字通り、新しい行動を始める段階です。この時点ではモチベーションが重要な役割を果たし、継続には意識的な努力が必要です。私の場合はシンプルに、

中年太りしてしまった・・ ダイエットしたい! よし、まずはジョギングだ!

と思い付き、夜間に家の周りを走り始めました。しかし真冬に始めたせいか、始めてすぐにふくらはぎに “肉離れ” のような症状発生、膝も痛くなり・・ 体重は大して落ちず、程なく挫折

よし、次は水泳だ!

と思い立ち、業務終了後にプールに通い始めました。幸い子供の頃にスイミングスクールに通っていたので、(速さ・フォームはともかく)一通りの泳ぎはできました。しかし、泳ぎは想定以上に負荷が高く、30分もせずにバテバテに。かと言って水中ウォーキングでは負荷が弱く物足りない・・プールに通う時間と費用も気になりだし結局挫折

自分はどうすればいいんだ?
あれ、こんなところに6階分の階段があるぞ。登り降りしてみよう。

嘘偽りなく、このようなひょんなきっかけで階段の登り降りを始めました。何回か続けてみると、何だか脚にしっかり負荷がかかっている感じ、運動時間の割に効率が良さそう、登りと下りで身体の違う部分に効いていそう・・ と何だか楽しくなってきました

よろしければその詳細は以下の記事をご覧ください。

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習慣化:継続は力なり

こうして階段の登り降りを続け、体重が 3 kg → 5 kg・・ と目に見える結果が出てますます楽しくなってきました体に負荷をかけすぎないように登り降りのペースを調整しながら、脚の痛みの兆候が見られたら迷わず休んで運動日数の間隔を調整しながら・・ この時点では階段の登り降りを辞めるという考えは全くありませんでした

脳の仕組みと習慣形成

習慣形成には脳が重要な役割を果たしています。脳は一連の行動を「一括化」し、自動的に実行できるようにします。これにより、意識的な努力なしに習慣的な行動を行うことができるようになります。
出典:「悪い習慣はなぜ変えられないのか?~頑固な脳の仕組みを理解し、悪い習慣から抜け出そう〜」

報酬系の関与

習慣形成には報酬系も深く関わっています。報酬系はドーパミンを分泌し、特定の行動に対して快感や満足感を与えます。これによりその行動を繰り返す動機づけが強化されます。
出典:モチベーションの脳科学:やる気のメカニズムを解き明かす

現状維持バイアス

脳には「現状維持バイアス」があり、新しいことを避けようとする傾向があります。このため、新しい習慣を形成する際には、最初のハードルを低く設定し、徐々に難易度を上げていくことが効果的です。
出典:習慣化するためには「脳」のクセを利用! 賢い勉強法とは?

悪習慣と良習慣の違い

良い習慣と悪い習慣

悪習慣は即時的な報酬をもたらすため、形成されやすい傾向があります。一方、良習慣は遅延型の報酬であることが多く、形成に時間がかかります。
出典:「悪い習慣はなぜ変えられないのか?~頑固な脳の仕組みを理解し、悪い習慣から抜け出そう〜」

日常茶飯事化:もはや階段の登り降りは生活の一部

ここまで来ると、いつもの階段も、どこぞの階段も、自身の身体に恩恵を与えてくれる存在にしか見えません(体調が悪くない、関節が痛くない時限定ですが)。普段考えることは、『今日は前回の階段の登り降りから中何日だろう』、『今日は階段の登り降りができる日なのでうれしい』など、生活にはなくてはならない行動になりました。

習慣の安定性と変更の難しさ

一度形成された習慣は非常に安定しており、変更が困難です。これは習慣行動が脳内で固定化されているためです。しかしこの安定性は、有用な行動を継続的に実行するためには重要な特徴でもあります。
出典:脳科学辞典|習慣行動


まとめ:注意点とアドバイス

ここまで読んでいただき、さらには階段の登り降りについて興味を持ってくださった稀有な方がいらっしゃいましたら、はばかりながらご助言申し上げます。

  • 運動は階段の登り降りだけではない
  • 自身が楽しめる運動をする
  • 決して無理をしない
  • つらくなったらその回は途中でも止める
  • 痛くなったら十分(何日でも)休む
  • 長期間続けることが何より
  • 今日が一番早いスタートの日 (永六輔様の名言『今日が一番若い日』の改変)

要するに、運動は何でも良い思います。大事なことは、自身の体と向き合いながら、相談しながら、たった一つの自身の身体を大切に、末長く付き合っていくことだと思います。そうすれば、身体的にも、精神的にも、自由で楽しい人生が見えるのではと私自身も期待し、これからも階段の登り降りを続けていきます。

おことわり

本記事は筆者個人の健康診断結果と経験に基づくものです。記載内容は一般的な医療アドバイスではなく、読者の皆様の健康状態については必ず医療専門家にご相談ください。また、本記事の情報は執筆時点のものであり、最新の医学的知見とは異なる可能性があります。

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この記事を書いた人

“じみ” に “もくもく” と “すきなこと” を “継続する” ことが最近の楽しみです。

『人生を自由に楽しく』が目標です。

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