健康にも “5つの力” があるとしたら:両学長の言葉を階段の登り降り11年に写してみた

霧の石段を登る人の後ろ姿。健康の5つの力を階段の登り降り11年に写した記事のアイキャッチ
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階段の途中で、ふと考えました。

お金には “5つの力” がある、と
両学長(リベラルアーツ大学)が言っていました。

貯める・
稼ぐ・
増やす・
使う・
守る。

では、11年続けてきた階段の登り降りや
2年半前に変えた1日2食は、
同じように5つに分けられるだろうか。

登りながら数え、
降りながら並べ替えて、
いちど書き出してみました。

きれいに重なるところと、
どうしても重ならないところがありました。

重ならないところのほうが、
40代の身体について正直だった気がします。

目次

健康の5つの力を、並べてみる

お金の5つの力を健康に写した「減らす・動かす・続ける・気づく・活かす」の対応図

両学長の “お金の5つの力” は、

貯める力・
稼ぐ力・
増やす力・
守る力・
使う力。

5つをバランスよく育てることが
経済的な自由につながる、という考え方です。

これを身体に写してみると、
私の場合はこうなりました。

  • 減らす力(貯める力):
    • 入ってくるものを削る。食事、酒、夜更かし
  • 動かす力(稼ぐ力):
    • 毎日の労働収入。階段の登り降りそのもの
  • 続ける力(増やす力):
    • 複利。積み上がる仕組み
  • 気づく力(守る力):
    • 数字より先に、身体の小さな変化に気づく
  • 活かす力(使う力):
    • 貯めた健康を、何に使うか

11年やってきたことのほとんどが、
この5つのどれかに入りました。

ただ、順番も比重も、お金とは違っていました。

そこから先が、この記事で書きたいことです。

「貯めるが最初」を、私は逆の順番でやった

階段の登り降り開始から1日2食まで、体重が動いた順番を示す時系列図

両学長の教えでは、最初に育てるのは貯める力です。

稼ぐより先に、
出ていくものを止める。

順番として、とても筋が通っています。

私は、逆でした。

2015年、体重がピークの 83 kg だった頃、
最初に手をつけたのは食事ではなく階段でした。

動かす力は、たしかに効きました。
数年で 75 kg 前後まで落ちています。

ところが、そこで止まりました。

75 kg と 78 kg のあいだを
行ったり来たりする年が、数年続きました。

階段は、やめていません。

続けているのに、戻る。

理由は単純で、
「運動しているから大丈夫」という免罪符で、
登った分を食べて上書きしていたのです。

減らす力を足したのは、10年目でした。

2024年の2月、
朝と晩の1日2食にして、
食事のあいだをおよそ 12 時間空ける。

量ではなく、時間を決めるだけの変更です。

2月に 78.0 kg だった体重は、

7月に 70.5 kg、
8月には 69.2 kg。

半年足らずで 7.5 kg 減りました。

6年動かなかった数字が、
最後に足した力で、いちばん早く動いたのです。

では、順番を逆にした10年は
無駄だったのでしょうか。

そうは思っていません。

食事を変えた途端に身体が応えたのは、
6年のあいだも階段で、
脚と心肺と「やめない」という習慣を、
作り続けていたからだと考えています。

動かす力は、土台を貯めていた。

減らす力は、その上に乗ったから
半年で効いたのだと思います。

お金の順番は、たぶん正しい。

ただ、身体には身体の順番がありました。

この半年の数字は
階段の登り降り 1ヶ月で変わる体重・体脂肪・腹囲
に記録しています。

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重ならない箇所が、いちばん正直だった

お金の5つの力と健康の5つの力が重ならない3つの点を並べた比較図

いちばん時間をかけて考えたのは、
きれいに重ならなかった3か所です。

お金は「増やす」が主役、健康は「減らない」で効く

お金の5つの力では、増やす力が主役のひとつです。

複利で、貯めたものが貯めた以上に育っていく。

健康にも複利はあります。

ただ、身体の複利は「増える」形で効くのではないと、
最近になって思うようになりました。

20年分の健診の数字を並べたとき、
階段の登り降りを11年続けても、
まったく動かない数字がひとつありました。

一方で、中性脂肪や肝機能のように、
大きく動いて、そのまま戻らない数字もあります。

身体の複利は、増えるのではなく
減らないという形で効く。

去年できたことが、今年もできる。

利益は、そういう静かな形をしています。

動かなかった数字の話は、
階段の登り降りを11年続けても、動かなかった数字がひとつある
に書きました。

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「守る力」を「気づく力」と訳した理由

お金の守る力は、
詐欺や浪費から資産を守る力です。

健康に写すなら、
病気やケガから身体を守る、となりそうです。

けれど私は「気づく力」と訳しました。

身体の異変は、守るより先に
気づくことから始まるからです。

健診の数字は、年に1度か2度しか来ません。

その前に、
身体は小さな変化をいくつも出しています。

たとえば、昼食後の眠気。

以前の私は、食後に10分ほど
机で眠るのが日課でした。

1日2食にしてしばらく経った頃、
その眠気が消えていることに気づきました。

この眠気の話は、
昼食後の眠気はどこへ消えたのか
として、あとから1本の記事にしました。

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体重計にも健診の紙にも、
この変化はどこにも出ていません。

逆に、6年の停滞期に、
「維持はできているから」と自分に言い聞かせていた頃、
私は気づく力を使っていませんでした。

数字は毎年届いていたのに、読んでいなかった。

数字は、気づきの補助線です。

先に気づくのは、いつも身体のほうでした。

測る道具がなくても、この力は育てられます。

順番さえ、人によって違う

3つ目は、先ほど書いたとおりです。

お金の5つの力は、
順番まで含めてよくできた地図です。

ただ、身体の地図は
人によって道の順番が違うのだと思います。

枠は借りても、順番は身体が決める。

いちばん見落としていたのは「活かす力」だった

朝の静かな階段を登る人のシルエット。貯めた健康を活かす一日の始まりのイメージ

5つのうち、書いていて
いちばん手が止まったのは、活かす力でした。

お金の使う力は、
貯めたお金を人生の満足に変える力です。

使う力もまた育てるものだと、
両学長は言います。

減らして、
動かして、
続けて、
気づいて。

そうして貯まった健康を、
私は何に使っているのか。

正直に言えば、
この問いを立てたことがありませんでした。

13 kg 減ったこと、
健診の赤字が消えたこと。

それ自体が目的地になっていました。

改めて数えてみると、
使い道はすでにありました。

  • 朝5時半に起きて、
    階段を登ってから仕事に向かえる身体。
  • 夕方まで集中が切れない1日。
  • こうして文章を書く時間。
  • 2つのブログとnoteを、
    盆栽のように手入れする楽しさ。

そして、次の10年です。

60歳の自分、
70歳の自分が、
どんな身体でいられるかを見届けること。

派手ではありませんが、
貯めた健康は、たしかに使われていました。

使えない資産は、ただの数字です。

階段の登り降りと2つの複利でも書いたことですが、
5つを並べて初めて、
「活かす」がひとつの力として、
独立して見えてきました。

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「動かす力」だけでは越えられず、「減らす力」を足して半年で越えた線があります。
肝臓の数値20年:ALT 93 から 16 へ

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「気づく力」が働いた最近の一例は、
何もないところでつまずいた日 に書いています。

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まとめ:順番は違っても、5つは同じ場所に帰ってくる

霧の中の石段に朝の光が差すイメージ。5つの力が同じ場所へ帰ってくる余韻

減らす、
動かす、
続ける、
気づく、
活かす。

お金の5つの力を借りて
11年を並べ直してみたら、
重ならないところに
自分の身体のことが書いてありました。

順番は、逆でした。

複利は、増えるのではなく減らない形で効きました。
守るより先に、気づくことでした。

そして貯めた健康は、
使ってはじめて資産になりました。

階段の途中で数えはじめた5つは、
降りきる頃には、
どれも同じ場所に帰ってきていました。

続けられる身体で、続けたいことをする。

そこに、静かに帰ってくるのだと思います。

次回も、同じ階段を登り降りします。

今度は、5つのどれを使っているか、
少しだけ意識しながら。

減らす力と動かす力の10年は、
2冊の小さな本にまとめました。

『40代、私はこうして脂肪肝を手放した』と、

『40代、私はこうして13 kg減量した』。

気が向いたときに、開いてみてください。


日々の小さな記録は、noteのマガジンにも静かに綴っています。

ひのとみのいしころ|静かに熱い40代の記録

おことわり

本記事は情報提供を目的としており、特定の効果・効能を保証するものではありません。

健康に関するご判断は、必ず医師・専門家にご相談ください。

本記事で使用した画像はNapkin AIを利用しています。

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