リベ大のYouTubeを観ていて、手が止まった言葉があります。
そんな趣旨の話でした。
もっともだ、と思いました。
そして同時に、少しだけ胸がざわつきました。
私は11年、日々同じ階段を登り降りしています。
「同じことをずっと続けている」の、
見本のような毎日です。
これは、ダメなのだろうか。
今日はそのことを、静かに考えてみます。
耳の痛い言葉ほど、静かに考えてみる

私自身、長くこの言葉の近くで生きてきました。
けれどリベ大の指摘は、
この “続けてさえいれば” の急所を突いています。
副業でも、勉強でも、運動でも、
思い当たる人は多いはずです。
つまりあの言葉は、継続の否定ではなく、
検証のない継続への注意喚起なのだと思います。
だからこそ、耳が痛い。
そして、反論したくなる言葉ほど、
一度静かに自分に当ててみる価値があります。
11年 “同じこと” を続けてきた、はずだった

そこで、自分の11年を振り返ってみました。
すると、意外なことに気づきます。
同じことを続けてきたつもりだったのに、
思い出せるだけでも、いくつも変わっていたのです。
登り方は、いつのまにか9段階になっていた
この2つの組み合わせで、私は自分の中に
9段階の負荷設定を持っています。
誰かに教わったわけではありません。
その日の体調や脚の重さに合わせて選んでいるうちに、
目盛りが少しずつ増えていきました。
そんな小さな選択を、毎回しています。
時間帯は、昼休みから朝へ
長いあいだ、登り降りの時間は職場の昼休みでした。
それが2025年4月頃から、
朝いちばんの習慣に変わりました。
朝の身体で登る階段は、昼とはまるで別物です。
この変化は「朝の階段が脳を目覚めさせる?認知症予防と睡眠改善」にも書きました。

降りるときは、ロングブレスを
2024年の秋頃からは、降りる時間に
ロングブレスを取り入れています。
きっかけは、
「降りる間、上半身は暇をしているのではないか」という、
ふとした思いつきでした。
同じ階段の往復に、役割がひとつ増えました。
どれも「改善するぞ」と気負って
変えたものは、ひとつもありません。
そう言うほうが、実感に近い気がします。
11年 “同じこと” を続けてきたつもりだった。
でも実際は、登り方も、時間帯も、呼吸も、
少しずつ変わり続けていた。
分かれ目は “成果が出ているか” だった

では、リベ大の言葉と私の11年は、
矛盾するのでしょうか。
整理してみると、分かれ目は
シンプルなところにありました。
階段の登り降りを続けた11年で、
体重は 13 kg 減り、脂肪肝はほぼ消え、
健康診断の数値は40代の今がいちばん落ち着いています。
つまり私にとって階段は、
成果が出ている習慣です。
一方で、成果が出ていないものについては、
リベ大の言うとおりだと思います。
続け方を変えるか。
それとも “何のために続けるのか” という期待のほうを見直して、
静かに置いておくか。
私にも後者の経験があります。
ブログの収益という物差しを手放した話は、
以前「1円も生まない階段の登り降りを11年。稼ぐ以外の物差しを盆栽から教わった話」に書きました。

数字と向き合った末に、やり方ではなく
物差しのほうを変えた。
あれも、私なりの “改善” だったのだと、今なら思います。
続けることの中に、改善は棲んでいる

最後にもうひとつ、気づいたことがあります。
ということです。
外から見れば、11年間はただの反復です。
けれど内側では、
小さな修正が絶えず起きていました。
しかもその多くは、意志の力ではなく、
身体の感触が起こした修正でした。
PDCAという言葉を借りるなら、
長く続いている習慣の中では、それが
呼吸のように静かに回っています。
計画表も、数値目標もありません。
検証データは、昨日の身体が返してくる感触だけ。
水滴が石を穿つように続ける話(「10年以上の習慣に水滴穿石が名前をくれた」)や、
毎日を小さな研究として続ける話(「上皇さまのハゼ研究に学ぶ「生涯研究者」という生き方」)を以前書きましたが、
根は同じところにあるようです。


続くこと、変わることは、
ひとつの営みの表と裏なのだと思います。
近道が手に入る時代に続けることの意味は、
痩せる薬の時代に、階段の登り降りを11年続けている理由にも書いています。

この記事の2年後、変わったものを並べたら、変わらないものが残ったという続きのような話も書きました。
変わり続けるのは手段で、
変わらないのは芯。
あわせてどうぞ。

まとめ:続けるとは、ゆっくり改善し続けることだった

リベ大の言葉に、胸がざわついた日。
11年を振り返ってみて、静かに腑に落ちました。
成果が出ていないなら、
やり方か、期待のほうを見直す。
そして、本当に続いているものの中では、
気づかないほど小さな改善が、すでに回っている。
次回も私は、同じ階段を登り降りします。
同じように見えて、今日とは少しだけ違う1段を。
日々の小さな記録は、noteのマガジンにも静かに綴っています。
おことわり
本記事は情報提供を目的としており、特定の効果・効能を保証するものではありません。
健康に関するご判断は、必ず医師・専門家にご相談ください。
本記事で使用した画像はNapkin AIを利用しています。

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